活動内容

0.学習システム促進研究センター

研究拠点,学習システム促進研究センターは、略称、RIDLS、英語名は, Research Initiative for Developing Learning Systemsです。

RIDLSが研究で焦点を当てるのが、学習、学びです。基本的な考え方は,ユネスコの言う、みんなのための教育です。
これを実現することはとても難しいことです。それは教育においてつねにおちこぼれ、おきざりがあるからです。
また誰にもつまずきや困難があり、順調に学びがすすむわけではないからです。どうすればほんとうにみんなが学ぶことができるのかと問い、その実現を模索しています。

1.学習の実際とそのシステム

RIDLSのキーワードは、「学習システム」です。
ひとは、あらゆるところで、だれもが、学びを進めています。
それがうまくいく場合もあれば、なかなかうまくいかない場合もあります。
誰もがスムーズにうまくできるのではありません。
みなさま,だれもが,もっと英語がうまくなればとか、あの時にもっと学んでおけば、とおもうものです。

2.学習システムの構造図

学習は、内的なものと、外的なものとに分けることができます。
内的なものとは、個々人が持っている能力、発達、ひとりひとりが行っている実際の学びのことです。
外的なものとは、先生,教師、友だち,教科書、教材、教室など、学びを規定する要因のことです。
学習はこのような、内的なものと外的なものの相互な関係と作用によって成り立っています。

3.学習システムの研究

これまで、学習というものは、心理学、教育学、教科教育学,教育系学問だけではなく、医学、生理学、脳科学など、いろいろな科学が総合的に関係し、それぞれ研究してきました。
いまや新しい総合的な研究がのぞまれています。
そのため、RIDLSでは、学習システムとともに、学習とそのシステムを促進し、より高いレベルの学びが作り出すための研究とその体制を構築したいと考えています。

4.戦略的研究拠点

RIDLSが学習システム促進研究のために用いる、戦略的研究拠点は、(1)つまずきや困難と(2)知の総合です。
1つめのつまずきや困難とは、失敗に学ぶことです。つまずき、困難というものは、誰もが持っています。
失敗はどれも、つまずきや困難の結果なのです。2つめの知の総合は、いろいろな学問を総合して、学習システムを解明することです。

5.本事業の2つの柱と組織

RIDLSで推進する事業には、大きく2つの柱があります。
一つは、基礎研究、比較研究、開発研究を世界レベルで展開し、研究実績を積み上げることです。
もう一つは、RIDLSの実績に基づいてローカル、ナショナル、グローバルなレベルで活躍する人材育成法のモデル化,パッケージ化を図り、さらに,女性研究者,若手教員、大学院生など、次世代の教育研究者を育成することです。
このために、RIDLSは、4つのユニット、「基礎研究ユニット」、「比較研究ユニット」、「開発研究ユニット」、「人材育成ユニット」をもっています。各ユニットには推進責任者と研究員を配置し、ユニット内で共同研究を実施しています。

6.本事業の目的

RIDLSは、4つの目標をもっています。
①あらゆる教育における学習の系統的・体系的構造の究明、②ひとりひとりの学習を促進するための支援システムの開発、③教育・学習研究の世界的ネットワークの形成、④女性・中堅・若手研究者および大学院生の人材育成とグローバル化の促進、です。
それぞれを各ユニットが担当します。

7.研究活動

主な研究活動は3つあります。
一つ目は、基礎研究、比較研究、開発研究にもとづいた国際研究交流とそのネットワーク作りです。
二つ目は、共同研究です。今年度は、3つのことを主要にしています。
①基礎研究で、地図の学びの研究、②外国語話者の学びの研究、③文学や理学など専門科学者の学びの研究です。
三つ目は、研究成果の発信です。準備中ですが、HP開設、E-jaournalの日本語版と英語版の発刊です。

8.本事業(RIDLS)の目標と目指しているもの

RIDLSが目指していることは次の4つです。
第一は、国際的なネットワークを充実させ、学習に関する世界的な研究拠点となること、第二は、学習促進プログラムパッケージの開発・展開にもとづき地域教育,また教育研究発展途上国を支援すること、第三は,女性研究者育成、留学生の研究開発力の育成を図ること、第四は,RIDLSの目標の推進・実現は,我が国の教育基盤を強化し、教育効果を増大させることに大きく貢献することです。

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